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AI発達で変わるサイバー攻撃の手法|求められる新たな対応策とは

技術の発展に伴い、人工知能(AI)や機械学習の機能はめざましい進化を遂げています。これらは新しい時代の幕開けを象徴するものとして、ビジネスシーンから一般家庭に至るまで、広く関心を集めながら、かつ有益なものとして認識されているでしょう。

しかし、その裏で同時に起こっているのが、AIを活用したサイバー攻撃などの悪質行為です。今回は、技術の発達がもたらす弊害とは何なのか、解説していきます。

サイバー攻撃に悪用されるAI

AIを利用したサイバー攻撃は、大きく4つに分類することができます。

・標的システムに対しての侵入活動
・攻撃の実行
・マルウェアなどへの組み込み
・入力データの汚染

例えば、インドのとあるコールセンターでは、ある日突然問い合わせの電話が殺到し、オペレーターの対応がままならず、パンク状態になってしまう事件が発生しました。調査の結果、音声合成/音声認識の能力を持ったAIが電話を掛けていたことが判明。AIを用いたDoS攻撃が実行されたのです。これは2つ目の「攻撃の実行」に該当します。

こういった直接的な攻撃もある一方で、4つめの「入力データの汚染」に関しては、機械学習に用いられる正当なデータを気づかれないように改ざんし、攻撃対象のAIに間違った学習をさせるというものです。

AI技術が発達したことにより、私たちが守っていかなければならない対象は、人間は当然のことながら、それと同時に味方のAIにも広げざるを得ない状況となってきたのです。

求められる、対AI用の防御策

AIによるサイバー攻撃の恐ろしい点は、攻撃を仕掛ける側の手間が少なく、人間による攻撃と区別することは極めて難しいところにあります。

前述したインドのコールセンターの事件などは、人の手で行うには相当の労力が必要だったはずですが、AIの力である意味効率的に実行されてしまっています。入力データの汚染に関しても、人知れず改ざんされたデータを不正と見抜くのは困難を極めます。事件としては起こりつつも、まだAIによるものだと発覚していないものは数多くあるのです。

AIの攻撃から身を守っていくためには、こちらもAIを活用しつつ、そこに人間の力を合わせた高度な防御体制を整えておく必要があると言えるでしょう。

まとめ

AIや機械学習の技術が進歩をするということは、同時にサイバー攻撃の技術も進歩するということです。有用な技術を有用なものとして享受していくためには、最新のセキュリティ情報に注目するとともに、常に新たな対策を実施し、人とAI両方のアップグレードを進めていくことが必要不可欠となるでしょう。

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