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今さら聞けないO2Oという言葉を聞いたことはあるでしょうか。ビジネスに精通している方が初めてこの言葉を聞くと、企業間取引を意味する「B2B」や個人顧客向けのビジネスを意味する「B2C」に近い用語かと思うかもしれませんが、違います。今までのモノとカネの流れから考える商売と全く異なる、顧客目線でのマーケティング論について説明します。

O2Oとは

O2Oとは、「Online to Offline」、つまりネットの情報からリアルな店舗へ顧客を誘導する販売動線を示す言葉です。

最初にO2Oという言葉が注目されたのは、販売チャネルの多様化によるリアル店舗の「ショールーム化」対策からでした。実店舗で製品を確認し、気に入ったらその場でスマートフォンを使って最安値を検索、一円でも安いネット店舗で購入する...といった消費者の「賢い買い物」行動をいかに自社の収益に取り込むか、というのが当初の命題だったと言えます。

現在では、オンラインコンテンツのアクセシビリティを最大限に活用してオフライン店舗の価値をユーザに届けることが求められています。そして今、顧客への貢献を第一に考えたO2Oビジネスが大成功をおさめています。

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O2Oの実例

1.美容室情報サイト

店舗広告の掲載は無料で行えます。ユーザがそのサイトで美容室を検索し、予約をすると、ユーザには追加サービスや割引のクーポンが発行され、店舗はサイトに規定の成果報酬を支払います。客単価は下がるものの、無料で広告を掲載し続けることができるのは、とくに個人経営の小規模店舗にとって大きなメリットです。

2.幹事向け宴会プラン予約サイト

企業の忘年会や歓送迎会に使用されるような、大人数向けの宴会プラン予約に特化した飲食店には、予約者である幹事に対してポイントバックがされるプランが存在します。幹事の負う評価されない気苦労を、人知れずねぎらってくれる店舗の優しさとも言えます。

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顧客第一主義がO2Oの要

O2Oビジネスの成功例は、通信端末の2年契約に代表される「縛り」めいたものから、よりお得で便利に、快適な買い物体験を提供するための「誘い込み」にシフトしています。

世界を代表する大手ECサイトが「ユーザファースト」に徹底したサービスを次々に展開している現在において、顧客に不便を強いるようなビジネスはもはや通用しません。より魅力的なブランディングや、オムニチャネル化などの多角的な販売戦略によって生き残る時代になったと言えるでしょう。

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