カテゴリ:

政府が定めた日本の成長戦略を推し進める手段のひとつとして、ビッグデータの活用が注目されています。

それに伴い、2016年8月、経済産業省が「匿名加工作成マニュアル」を作成、公表しました。個人情報を守りつつ産業に活用できるデータとして取り扱うための方法について解説します。

ビッグデータと個人情報

政府が推進する「第四次産業革命」には、人工知能(AI)と深層学習(ディープラーニング)の活用が重要視されています。

人工知能に学習させるためには膨大な量の生データ(ビッグデータ)が必要です。顧客の属性や消費行動などに関するデータは、適切に利用すれば事業の最適化と顧客へのより良い価値提供が可能になります。

しかし、個人を直接特定できる情報と複数種類のデータを突き合わせることで間接的に個人が特定できる情報は「個人情報」にあたり、個人情報保護法に従って保護されなければなりません。そこで法改正が行われ、個人情報を匿名化することで本人の同意なしでも第三者への情報提供を可能にする「匿名加工情報」に関する枠組みが規定されました。

匿名加工データとは

「匿名加工」によって収集したデータを個人特定ができない範囲にまで加工することで、個人情報の保護と顧客情報の活用が両立できます。

匿名加工データを作成するときの加工の程度については、業種や用途によって柔軟に判断されるべきものとされています。厳密な決まりは無いものの、「個人特定が不可能であること」「匿名加工情報から個人情報の復元ができないこと」などが求められています。たとえば、ユーザ登録などで収集した個人情報はそのままでは第三者への提供はできません。しかし、例えば「都内在住の20代女性」など、属性のみのデータに加工すれば、個人の特定ができなくなります。

匿名加工データで加速するIoTテクノロジー

企業は匿名加工データの活用によって、ユーザの嗜好性をより詳細に、リアルタイムで把握し、良質なサービスやコンテンツを提供できるようになります。IoT機器のセンサによって収集されたデータと連携すれば、「ある属性をもつ匿名の誰か」がどのような行動をとるのか、何を求めているのかを具体的に知ることが可能になります。

ユーザにとってどのような情報が有用であるのかを知ることが、より良い社会をつくるためのビジネスにつながるでしょう。

おわりに

リアルタイムでどんどん更新される生データに対応するには、システムでの解析が最適です。データの収集、加工、解析を迅速に行い、視覚的なデータを出力するシステムとして、「俺のクラウド Cloud解析」をおすすめします。ルーチンなデータ解析はシステムに任せ、人間は考察に集中しましょう。

人間の生活を豊かにするのは人間の発想と意志です。そして現在、意思決定をサポートする便利なテクノロジーの進化が続いています。

こちらの記事も人気です

    この課題を解決するソリューション