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毎日オフィスに通勤し、終業時間まで仕事をした後はまた電車で長い時間をかけて帰路につく...。そんな従来型のワークスタイルはすでに時代遅れかもしれません。常に「ライフハック」を信条に掲げているエンジニアの方であれば特に、こうした働き方には常々疑問を感じているのではないでしょうか。

一方、効率的で生産性の高い働き方として見直されているのが「在宅勤務」「テレワーク」です。実際にITの現場ではこうしたワークスタイルを採用している現場も少なくありません。今回はエンジニアの方を対象に行ったアンケートから、在宅勤務・テレワークの導入状況とエンジニアから届いた生の声についてご紹介します。

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政府の「働き方改革」で注目を浴びた【在宅勤務・テレワーク】とは

「在宅勤務」「テレワーク」は「オフィスを離れた仕事」という点で共通しています。在宅勤務は文字通り自宅でのお仕事です。一方、テレワークとは「tele(離れたところ)」と「work(仕事)」を掛け合わせた造語であり、勤務先以外のスペースでの仕事ということになります。自宅はもちろん、カフェ、コワーキングスペースなどでの仕事もテレワークの範囲内で、基本的にインターネットの環境さえあれば、どこでも作業場とすることができます。また、こうしたワークスタイルでは就業時間の縛りもなく、フレキシブルな働き方ができる場合も多いようです。

在宅・テレワークといった働き方は、政府からの後押しを受けています。2010年に「労働者の5人に1人をテレワーカーに」という目標が掲げられた後、2013にはさらに具体的な「2020年までに週1日以上在宅で勤務する労働者を全労働者数の10%以上まで増加させる」という計画が立てられました。安倍政権によって掲げられた「働き方改革」により、今後もテレワークをはじめとする柔軟な働き方や労働者の処遇改善が押しすすめられる見通しです。厚生労働省もテレワークを採用した事業主に対して助成金を提供するなど、改革を推進しています。

通勤の必要がないことから体力的にも時間的にも余裕が生まれるテレワーク。採用した事業所からは生産性が上がったという声も少なくありません。また、自由度の高い働き方ができるため、スタッフからのフィードバックも好評です。子供を学校まで送り届けてからゆっくりと仕事を始めるお母さん、旅行先から仕事をしている方など、ライフスタイルと仕事をうまくバランスを取っている例も多いようです。

【在宅勤務・テレワーク】の現在の導入状況とエンジニアの意見

エンジニアの方を対象に「現在勤めている会社に在宅勤務制度・テレワーク制度はありますか?」「在宅勤務制度・テレワーク制度に賛成ですか?」というアンケートを行いました。

Q1.現在勤めている会社に在宅勤務制度・テレワーク制度はありますか?

  • いいえ:70%
  • はい:30%

第1問目の結果は上記のとおり。政府による働き方改革や助成金制度があってもなお、普及率は"いま一歩"という段階にとどまっているようです。

Q2.在宅勤務制度・テレワーク制度に賛成ですか?
  • はい:86%
  • いいえ:14%

上記の質問では、8割以上の方が在宅勤務制度・テレワーク制度を望んでいることがわかりました。
賛成派の方から寄せられた意見には、以下のようなものがあります。

    • 仕事面だけでなくプライベート的にもすごく便利になるので、人生が豊かになります。(男性・石川県・34歳)
    • 通勤電車が混むので満員電車に乗らなくて済むのはありがたいです。(男性・埼玉県・38歳)
    • 在宅勤務制度などがあれば、子育てしながら仕事が出来るため(女性・福岡県・36歳)

自分の時間を増やしたり、通勤の負担を減らしたりできるというメリットが多く寄せられていました。


一方で反対派の方からは、以下のような声が聞かれます。

      • 細かい資料や機材を自宅に置くのは難しいから。(男性・東京都・37歳)
      • 実際に対面して仕事をしないと色々な不都合が出てくると思うので(男性・長野県・35歳)
      • 勤務時間があやふやになりやすく、賃金の請求が少し難しいから。(男性・京都府・34歳)

対面であることのメリットはコミュニケーションの取りやすさや、業務遂行のしやすさ。また、賃金の問題を懸念する声も目立っています。

エンジニア自身が【在宅勤務・テレワーク】に感じる魅力はやはり「通勤時間削減」

今回のアンケートでは「在宅勤務制度・テレワーク制度の魅力は何だと思いますか?」という質問もしています。
アンケート結果から全体の傾向をランキング形式にして解説しましょう。

Q3. 在宅勤務制度・テレワーク制度の魅力は何だと思いますか?

1位「時間の削減ができる」~通勤時間を削減したい声が続出!~
      • 毎日40分ほど電車に乗るのでその時間が無くなるのは助かります。(男性・埼玉県・38歳)
      • 通勤時間は無駄でしかないので、そこをカットできるのは魅力だと思うから。(男性・東京都・37歳)

2位「子育てや介護をしながら仕事ができる」~家族の絆を大事にしつつも仕事がしたい~
      • 子供が病気になり出勤できない時でも、 自宅に居ながら仕事ができることは、仕事先にも迷惑をかける心配が無いため安心(女性・福岡県・36歳)
      • 子どもを誰かに預ける必要がなくなるのが良いからです。(女性・東京都・24歳)

3位「場所を選ばずに仕事ができる」~ITだからこそ、どこでも働ける~
      • 自分の好きな環境で仕事ができる点は魅力だと思います。例えば自分の好きなスピーカーで音楽を流しながら仕事ができるのではかどります。(男性・京都府・34歳)
      • 場所の自由度とアイディアは比例する気がする。(女性・東京都・31歳)

やはり、一日の中で大きな割合を占める通勤時間がなくなることを魅力に感じている方が多いようです。オフィスが遠く離れている方ほど、テレワーク導入による影響は大きい、といえるでしょう。また、女性を中心に子育てへのメリットが大きいという意見も目立っています。その他、働く場所の自由度が快適さやクリエイティビティの向上に貢献する、と感じている方も多いようです。

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まとめ

今回は働く人の視点から、在宅勤務・テレワークについて考えてみました。寄せられた意見の中に、参考になるものも多かったのではないでしょうか?懸念されている他のスタッフとのコミュニケーションの難しさや、指示の仰ぎにくさなども、ビジネスチャットをはじめとするUC(ユニファイドコミュニケーション)の活用で解決できることがほとんどでしょう。労働者側からのニーズを見る限り、今後はテレワーク・在宅勤務採用企業がさらに増加していくかもしれません。

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