インターネットの普及により、ネットショップでの買い物の需要が非常に高まっている昨今、物流現場では、出荷件数の増加に伴い作業が煩雑化しているため、多くの企業で作業効率が低下してしまっていることが課題となっています。
しかし一方で、売上を向上させて企業を成長させるためにも取り扱い商品を拡大したいという声はよく聞かれます。今回は、取り扱い商品を拡大しても耐えられるための出荷作業効率化において重要になるポイントを3つご紹介します。

物流現場での作業を効率化するための3つのポイント

物流倉庫での出荷業務の作業は、主に「ピッキング作業」「検品作業」「梱包作業」の3つに分類できます。これらの中でも作業負担が大きく、改善幅が大きいのが「ピッキング作業」です。ここからは、ピッキング作業を軸に、倉庫管理における作業効率化のポイントを見ていきましょう。

1. ピッキング作業の効率化

受注を受けたら、出荷指示の内容に応じて倉庫から在庫をピッキングします。よほどの大手企業でない限り、ピッキング作業は人間の手によって行われるアナログな作業なので、ミスが発生しやすく時間もかかる傾向にあります。取り扱い商品が少なかったり、倉庫内を熟知したベテランスタッフがいたりすれば、比較的効率的に作業を行うことができるでしょう。
しかし、取り扱い商品が増加し、新しいアルバイトや別部署のスタッフの力を借りてピッキングしなければならなくなった場合は、どうなるでしょうか。
倉庫のどこに対象の商品があるのかが分からず奔走したり、商品知識が乏しく誤った商品をピッキングしてしまったりなど、作業効率が格段に低下し、ともすれば商品の誤発送から企業の信用を失うことにもつながりかねません。
このように、倉庫管理の作業効率化には「ピッキング作業」を改善する必要があり、そのためには「ロケーション管理」を徹底することが重要になるのです。

2. ロケーション管理の徹底

「どの棚にどの商品が何個あるか」を把握して管理することを、ロケーション管理と言います。
例えば、「商品Aの在庫状況は残り10個」といった管理方法では、出荷できるだけの在庫があることは分かっても、どこに保管してあるかが分からないため、ピッキングできません。
慣れていないスタッフはベテランのスタッフに質問したり、広い倉庫の中であてもなく商品を探したりと、極めて無駄なコストが発生してしまうでしょう。
そのため、「商品Aは2-1棚に10個」「商品Bは4-5棚に3個」といったような形で、「どの棚にどの商品が何個あるか」を明確にした状態でロケーション管理することによって、スタッフの熟練度によらず、ピッキング作業を大幅に効率化することが可能になります。
また、ロケーション管理を徹底できれば、スタッフごとのピッキング作業のムラを軽減し、商品の誤発送を防ぐことができるので、均質なクオリティで商品を発送することができるのです。

3. 出荷頻度による保管場所の見直し

ロケーション管理ができたとしても、出荷頻度の多い人気の商品が倉庫の一番奥にあれば、受注するたびに倉庫の奥まで取りに行かなければならず、時間がかかってしまいます。
取りやすい手前の棚には人気商品を、滅多に受注しない死蔵品は奥の棚に、といったように、倉庫内の物理的な距離感や棚の配置を考慮して、出荷頻度に応じて保管場所を見直すというのも作業効率化につながります。
また、食品を扱っている場合は、賞味期限に応じて保管場所を見直すことで、期限間近や賞味期限切れの商品の誤発送を防ぐことにもつながるでしょう。

物流現場の作業効率化で考慮すべき観点

作業効率化を行い、短時間でピッキング作業ができるようになったとしても、ミスの頻度が高かったり、人によってクオリティにばらつきがあったりしては意味がありません。
物流現場の作業を効率化する場合は、以下の観点を考慮して取り組むようにしてください。

・ミスの低減
ロケーション管理の表を分かりやすくしたり、二重チェック体制を設けたりするなど、誤発送を防ぐためにミスが発生しないような工夫が必要です。
倉庫管理システムを導入すれば、ピッキング作業の内容などが機械の画面に表示され、ミスがあった場合はアラートが鳴るようになっているため、作業ミスが発生する可能性を大幅に低減することができます。

・作業の簡易化
作業効率化するはずなのに、指示内容が煩雑で分かりづらいものになってはいけません。作業はできる限りシンプルにすべきです。
システム化すれば、機械で指示から確認まで一貫してできるため、作業内容を簡易化させられます。

・作業の標準化
ベテランから初心者まで、均一な品質で作業を行えてこそ効率化の価値があります。
作業の属人化を避けられるので、パート・アルバイトの活用や担当者のローテーションも可能になるでしょう。

・コスト削減
作業効率化することで、作業内容と時間の工数を削減することができます。それだけでなく、1人あたりの作業可能なピッキング量が増えるため、人的コストの削減にもつながります。
倉庫管理システムを導入すれば、今まで人が行っていた作業を機械化できるため、さらなる人件費の削減も見込めるでしょう。

以上のように、物流現場の作業を効率化すれば、取り扱い商品を増やして売上を増加させられるだけでなく、人的コストを削減することもできるのです。

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また、ロケーション管理のシステム化によって倉庫内スペースの有効活用ができ、在庫管理も容易になります。
そして、入出荷頻度の高い商品や死蔵品をリスト化し、ABC分析することで、作業効率化において最適な保管場所を見直すことも可能です。
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