基幹EDIシステムをAS/400からAWSへ
時間との戦いに勝利した理由は
JBCCの高速開発力と「ACMS Apex」

実質1年以下という短期間で基幹EDIシステムのクラウド移行を実現

  • EDIシステムの“デファクトスタンダード”製品である「ACMS Apex」を採用
  • 高速開発ツール「GeneXus」でオンラインプログラムの40%をノンコーディングで実装
  • プロジェクトチーム「Jewel」の結束力が成功のカギ

ネスレ日本株式会社様

設立:1913年4月
本社:神戸市中央区
事業内容:食品、飲料、ペットフード等の製造・販売
URL: https://www.nestle.co.jp

目次

1. お客様について)生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献
2. 導入の背景)エンジニア人材確保難でAS/400からの脱却を決断
3. 選択の理由)EDIシステムの"デファクトスタンダード"製品をJBCCアジャイルとの合わせ技で選択
4. 導入の効果)難易度の高さをものともせず予定どおり本稼働
5. 今後の展望)今後はEDIのインターネット化を予定


ネスレ日本株式会社には、基幹EDIシステムのパブリッククラウド移行にあたって、データ・アプリケーションのエンタープライズ・データ連携基盤 「ACMS Apex」をご採用いただきました。実質開発期間が1年を切る中、当初からパッケージ採用を念頭に置き、この製品が有力候補に浮上していたそうです。 なぜ、JBCCの提案する「ACMS Apex」に着目し、導入を決めたのか。そして、JBCCはどのような支援を提供できたのか。さらに、導入によって得られた効果とともに、今後の展望についても伺いました。

(以下敬称略)

お客様について)生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献

ーまず始めに、ネスレ日本株式会社の手がける事業についてお聞かせください。

子安:当社はスイスを本社とするネスレS.A.の日本法人で、ビジネスを始めてもう100年以上になります。1913年に創業した当初は、練乳やミルクフード、チョコレートなどを扱っていました。その後、「ネスカフェ」や「キットカット」など誰もが知るブランド製品が誕生し、それとともに本国でなされたM&Aによりペットフードブランド「ピュリナ」、ミネラルウォーターの「ペリエ」、「ヴィッテル」など獲得、事業の多角化によりビジネスは大きく成長しました。近年はイノベーションの創出に積極的に取り組んでおり、ECサイトでの定期購入サービスである「ネスカフェアンバサダー」や、生活者一人ひとりに応じた健康習慣を提案する「ネスレ ウェルネス アンバサダー」など、デジタル時代を見据えた新しいサービスを提供しています。

「ネスカフェアンバサダー」
職場に笑顔をくつろぎの場所を!
職場やオフィス向けのコーヒーマシンレンタルサービスで、
美味しいコーヒーをきっかけとした自然なコミュニケーション創出に貢献しています。

導入の背景)エンジニア人材確保難でAS/400からの脱却を決断

ー今回「ACMS Apex」を導入いただきましたが、導入の背景を教えてください。

子安:当社では、EDIという基幹業務で、自社開発アプリケーションを搭載したAS/400を20年以上にわたって動かしてきました。長年の利用でアプリケーションは複雑化、ブラックボックス化が進み、簡単に手を入れられない状況に陥っていました。また、AS/400に関してもテクノロジーの進化でこれを扱えるエンジニアがどんどん減り、このまま行けばITサービスの品質低下が余儀なくされる恐れがありました。そのため、AS/400の保守サポート終了を前にこの先の展開を考え、思いきってAS/400を脱却し、先進的な技術を使って新しいEDIシステムを立ち上げようと考えたのです。

山口:プロジェクトを立ち上げてから、開発期間が実質1年もありませんでした。そのため、AS/400にかわるインフラは、基幹系システムの移行実績が豊富で、耐障害性の高いシステムが構築しやすいパブリッククラウドAWSを選びました。この上で動かすアプリケーションに関しても、自社でスクラッチ開発している時間の余裕はないことから、当初からパッケージ採用を考えていました。

「デジタルトランスフォーメションの時流に乗ることが出来、
プロジェクトと共に成長できた実感をチーム皆、味わうことが出来、感無量です。」

執行役員 財務管理本部 IT部 部長
子安 俊雄 氏


選択の理由)EDIシステムの“デファクトスタンダード”製品をJBCCアジャイルとの合わせ技で選択

ー「ACMS Apex」を選んでくださった理由を教えてください。

越田:JBCCから名前が出てきたときから、すでにその存在を知っていました。今、VAN事業者との接続にはINSネットを利用していますが、NTTの固定電話網がIP網へ移行するのに伴って影響が及ぶと聞いて、ACMS Apexの開発元であるデータ・アプリケーション主催のセミナーを受講しました。そこで将来的に移行が望ましいとされるインターネットEDI標準を満たしたACMSを知ったのです。実は、御社以外のシステム提案でも、EDIシステムの部分はACMSであるケースがほとんどだったので、この世界でデファクトスタンダードな存在なのだなと思いました。

子安:今回、JBCCと「ACMS Apex」を用いてプロジェクトを進めようと考えたのは、まずはJBCCがAS/400の開発・運用実績を豊富に持ちながらAWS Consulting Partnerでもあり、移行元と移行先の環境を熟知していて信頼が置けたからです。また、高速開発ツール「GeneXus」とアジャイル開発を組み合わせたJBCCアジャイルを確立していて、開発期間が限られる中でも「ACMS Apex」をベースとした当社の新EDIシステムを作り上げてくれるだろうという期待がありました。

山口:神戸に本社を置く当社は、さまざまな天災、自然災害に備え、システムの耐障害性の高さを非常に重視しています。今回も、その観点から本番/バックアップの2拠点体制を考えており、「ACMS Apex」が標準でクラスタ機能を持ち、本番サーバに障害が起きた場合にもバックアップサーバに自動で切り替えられるというのも選定を後押ししました。

「ACMS Apexを選択したことにより流通BMSを導入する準備が整いました。」
財務管理本部 IT部 アプリケーション開発担当
越田 泰秀 氏

導入の効果)難易度の高さをものともせず予定どおり本稼働

ー導入してみてどんな効果がありましたか。

子安:基幹EDIシステムのクラウド移行という野心的な取り組みでした。開発期間が限られていたにもかかわらず、品質・コスト・納期を満たして予定どおりゴールできたことが、まずは最大の効果だと考えています。この背景として、「GeneXus」によりオンラインプログラム約600本のうち40%がノンコーディングで実装できてコーディング量が削減できたこと、「ACMS Apex」によりスケジューラ、ファイル配信および監視機能など、EDI通信の必須機能がワンストップで管理できたこと、JBCCアジャイルにより1~2週間という早期でプロトタイプ作成して前へ進められたことが大きかったと思っています。この移行によってAS/400は無事に撤去され、新システムは現在まで安定稼働を続けています。それだけでなく、旧システムに比べてトータルで約20分も処理時間が短縮されました。スイス本社からも、業務に支障をきたすことなくAS/400を脱却し、クラウド時代にキャッチアップ可能な体制を確立できたことを評価する言葉が届いています。

山口:また、本番/バックアップ体制の2拠点体制が実現し、災害に強いシステムになりました。「ACMS Apex」に関しては、運用フェーズでも導入効果があり、作業の属人化を回避できるようになってメンテナンス性が向上しました。


ープロジェクト成功の秘訣は何だったとお考えでしょうか。

子安:それはチームの“絆”です。今回、プロジェクトに集中できるように、当社でもJBCCでもない第三の場所に開発拠点を設けました。また、メンバーはみんな「Jewel」というプロジェクトネームの入ったTシャツを着て、発注側、開発側といった属する組織にとらわれずてワンチームとなって『このプロジェクトを必ず成功させる』という意気込みで業務に当たってくれました。システム開発は技術が一番重要なのかもしれませんが、私は何よりもチームワークに恵まれたプロジェクトだったことが成功の秘訣だったと思っています。

「本番/バックアップ体制の2拠点体制が 実現し、災害に強いシステムになりました。」
財務管理本部 IT部 セキュリティ・プロジェクト管理担当
山口晃子氏

今後の展望)今後はEDIのインターネット化を予定

ー 今後の展望についてお聞かせください。

子安:EDIについては2つのテーマがあります。まずは、いまだEDIでつながっていないお客様がおられるので、その取り引きをEDI化し、自動オペレーションを促進していくというのが1つです。

越田:もう1つはEDIのインターネット化など近代化の構想を描いています。先ほども触れたように、現在、国内取引先の大半とはVAN事業者経由でINSネットを使ってデータ送受信を行っていますが、ゆくゆくは流通BMSを採用し、インターネット方式へ変更していく予定です。「ACMS Apex」はこれに対応したEDIシステムで、導入したことで流通BMSに向かう準備が整いました。その意味でも今回はよい選択をしたと思います。


本日は貴重なお話をありがとうございました。


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